2019年08月

チョロギ・山芋十割蕎麦 無料モニター募集!

現在、弊社で取り扱い中の「チョロギ・山芋十割蕎麦」の無料モニターを募集いたします。

応募はこちらから

「チョロギ・山芋十割蕎麦」は弊社が法人会員となっている特定非営利活動法人 天然薬用資源開発機構が『健康』のことを考えて研究開発した「お蕎麦」です。

昔から身体にいいことが知られている蕎麦粉、この蕎麦粉に生薬としても名高い「チョロギ(生薬名:草石蚕)」と「山芋(生薬名:山薬)」の粉を配合して世界初のお蕎麦を作り上げました。

天然薬用植物の持つ「自然な力」を利用したこの「お蕎麦」を、食養生を基本とした健康造りに興味のある方はもちろんのこと、体にいい食べ物ってどんなもの?という方「チョロギって何?」な方にもお試しいただき、幅広くご意見を伺えればと考えています。

応募いただく期間は<本記事掲載時から2019年9月10日まで>とさせていただきます。

 

チョロギ・山芋十割蕎麦

名称:干しそば(乾麺)

原材料:蕎麦粉、チョロギ粉、山芋粉

内容量:一袋200g入(約2人前)

販売価格:500円

 

チョロギとは・・・

チョロギ(Stachys sieboldii,長老貴/長老木)は中国原産といわれ、その根茎の一部が巻貝のような特長ある形状をしているシソ科の多年草です。一度畑に植栽しますと毎年必ず発芽し、どんどん増殖する、生命力が強く、且つ、虫害や病気にならない元気な植物です。

10月から11月に3‐5cmの巻貝のような塊茎を収穫し、食用とします。日本国内では東京や近畿地方の一部で正月料理の黒豆に添えて食されます。梅酢漬の紅色に染まったコリコリした歯ざわりの食べ物を記憶されている方がおられるかもしれません。中国や日本の東北地方には塩漬け後に漬物として食べるところも見られます。

正月料理に用いられることからチョロギは縁起のいい食物として古くから〈長老貴〉という名前が付けられています。中国では漢方薬の原料の一つとして〈草石蚕(ソウセキサン)〉という名前で流通しています。蚕自体も生薬ですが、蚕を乾燥した状態の形状によく似ていることから〈草石蚕〉の名前が付けられています。〈冬虫夏草〉の代用品としても使用されることもあるくらいです。

山原條二 医学博士(弊社顧問・天然薬用資源開発機構 理事長)は30年ほど前から、チョロギの薬効に注目し、チョロギの塊茎から抽出したエキスを与えられたマウスは毒物が体内に入り脳虚血を起こして瀕死状態に陥っても、他のマウスより3倍近く長く生きるという実験結果を得て、エキス中のいくつかの成分が低酸素状態の脳細胞を活性化するのに有効な働きをしていることを研究によって明らかにされました。

近年はチョロギおよび含まれる栄養素の研究がますます進み、世界各国でも脳梗塞や認知症の予防に効果のあるということが発表されています。

 

チョロギ・山芋十割蕎麦の各原料に含まれる主な栄養素等

チョロギ・・・

  • 強力な抗酸化力を持つ「アクティオサイド」を含有
  • 整腸効果の期待できる「スタキオース(オリゴ糖)」の宝庫
  • 脳細胞を活発にする成分あり

山芋・・・

  • 抗認知症作用のある「ジオスゲニン」含有

蕎麦・・・

  • 抗酸化作用の高い「ルチン」で血管・血流改善
  • 豊富なビタミンB群による疲労回復・美肌効果
  • 良質なタンパク質やミネラルたっぷり
  • 白米の数倍の食物繊維

 

モニターにご協力いただける方…

先着50名様にチョロギ・山芋十割蕎麦を二袋無償でお送りいたします。

受け取られた方はお試しいただいた後、同封のアンケートはがきにご記入いただき、お近くのポストに投函くださいます様お願い申し上げます。

応募はこちらから

モニターになっていただける方、弊社webサイトの「お問合せ」フォームより「お名前」「メールアドレス」「電話番号」「ご住所」に必要事項をご記入いただき、「お問い合わせ内容」欄に「お蕎麦モニター希望」として送信してください。

 

また、本モニターにご協力いただくにあたって、お知らせいただきました個人情報は厳重に管理いたします。

お知らせいただきました個人情報は本件でのお蕎麦の送付および今後、弊社あるいは天然薬用資源開発機構からの健康に関するイベント等の案内を送付させていただく以外には使用しません。

 

「チョロギ・山芋十割蕎麦」は原材料に蕎麦、山芋を含んでおります。蕎麦アレルギー、山芋アレルギーの方は申し訳ありませんが、お召し上がりいただく事が出来ません。また、本製品工場では小麦を含む製品も製造しております。

苦参のこと -続 薬湯のお話- 

苦参(クララ)のこと -続 薬湯のお話- 

以前に掲載しました弊社特製の薬湯のお話ですが、
多くの方にご覧いただけたようで、嬉しく思っております。

先回の薬湯のお話では“11種類の生薬”をそれぞれ簡単にご紹介させていただきました。
11種類はすべて厳選した生薬であり、それぞれたしかな薬効をもっています。

今回は苦参(和名:クララ)についてより深くご紹介させていただきます。
この苦参、一般的な漢方の入浴剤には配合されていることが少なく、弊社の入浴剤を特徴づける生薬の一つです。

 

 「苦参」って何? その由来

基原植物をマメ科クララ(Sophora flavescens Aiton) とする 生薬名「苦参(クジン)」ですが、
薬用部位の「根」がこちらも生薬の「人参(ニンジン)」に似ている事と苦味を有する事に由来した「苦い人参」から「苦参」という名になりました。

 

同じマメ科で、同じく根を用いる「甘草(カンゾウ)」は甘味の強い生薬ですが、
この苦参は本当に苦味の強い生薬です。和名のクララは眩草(クララグサ)からきており、
根の汁をなめると非常に苦いためにくらくらする、根を噛むとめまいがするほど苦い、などといったことから名付けられました。

蛆殺(ウジコロシ/ゴウジコロシ)、蠅取草(ハエトリグサ)などという別名も持っており、
こちらは害虫を駆除するというその用途から来ています。

また、マメ科の植物で種子の入った豆果をつける事から狐虹豆(キツネノササゲ)と呼ばれることもあるようです。
「苦参」は後漢時代(西暦25年~220年)には原型が成立していたとされる中国最古の薬物書『神農本草経』の中品に収載されています。

 

クララは日当たりのよい草原地帯に自生する多年生植物で、
東アジアにて広く分布していますが、日本では草原環境が減少しているため、クララの自生地も減って来ています。

 

高さ1メートルほどに成長し、楕円形のたくさんの小さい葉を持ち、
初夏には多数の薄黄色の花を茎の先につけます(総状花序)。
根は塊根です。
(このクララの花は絶滅危惧種の「オオルリシジミ」の幼虫の唯一の食草(花部)であり、
クララの自生地である草地の減少がオオルリシジミの激減に繋がっています。)

 

秋になり、地上部が枯れ始めたら、根を掘りおこします。
薬用として用いる場合はひげ根を取り除いた主根をそのままか、周皮を取り除いて刻んで天日乾燥させます。

この状態のものが生薬「苦参」です。

 

「苦参(クララ)」の効能

煎じて服用する場合には、苦味健胃、強壮、消炎、利尿といった薬効や皮膚のかゆみを抑える効能があります。

一般用漢方処方294処方の中で、三物黄芩湯(さんもつおうごんとう)や消風散(しょうふうさん)、苦参湯(くじんとう)など5つの処方に配合されています。
外用薬としては濃い目に煎じた液を水虫、汗疹、慢性湿疹、疥癬(かいせん)といった皮膚の病に用いてきました。

苦参の持つこの外側からも皮膚病を改善するという薬効により、
苦参を配合した弊社の薬湯は『アトピー性皮膚炎や水虫などの皮膚の悩みにも効果を発揮する』という他の入浴剤にはあまり見られない特長を有しております。

 

苦参は全草にマトリン(matrine)やオキシマトリン(oxymatrine)などのアルカロイド(植物塩基)を含みます。
このアルカロイド-苦味成分がストレス性潰瘍に効果を発揮することが研究によって判明しています。
(弊社顧問の山原條二医学博士が「生薬の生物活性成分に関する研究-1-生薬の抗潰瘍作用」『生薬学雑誌』28,(1974)に記されておられます。)

このようにしっかりした薬理作用をもつ生薬ですので、服用時は専門家にご相談ください。
弊社特製のくすり湯は、弊社の薬剤師が監修しておりますので、安心して入浴剤としてお使いいただけます。
(「使用方法」および「使用上の注意」には必ず従ってください。)

 

家庭菜園、庭木を守ってくれる「クララ(苦参)」 

クララの茎葉や苦参を煎じたものは昔から農作物の害虫駆除・防除薬や牛馬などの家畜の皮膚寄生虫駆除薬として使用され、茎葉そのものも細かく刻んで畑の肥溜め等のウジ虫駆除に用いられてきました。

昔は生育場所も使用場所も生活圏内にあった、本当に身近な薬草でした。

現代においても家庭菜園や庭木の手入れで役に立つ苦参の用い方として、「ナメクジ・ヒル退治液」があります。

造り方は、
苦参 10g(刻/粉末)+木香(モッコウ)10g(刻/粉末)を消毒用アルコールか工業用アルコール1ℓに漬込みます。
冷暗所にてしばらく安置したのち、上澄みをスプレーボトルに入れてヒルやナメクジに噴霧しますとヒルやナメクジは即死します。

 

庭木の手入れという観点から付け加えますと、天然物のみを使った弊社特製の薬湯はその残り湯をしっかりと冷めてから、
庭木や鉢植えに与えてもよろしいかと思います。

 

また、入浴剤としてご使用いただいた後に不織布の袋から生薬を取り出して、
植物に与えてもよい肥料となります。

 

 

夏も終わりとなって来ましたが、まだまだ暑い日もあります。

夏バテかな?

という方は苦参をはじめとし、様々な生薬の力にあふれる弊社の薬湯にゆっくり浸かって、リフレッシュされるのはいかがでしょう。

そして、皮膚の状態が気になるという方、湿疹や痒みに悩まされているという方、是非一度、弊社の薬湯をお試しください。

 

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