スタッフの日記

健康寿命をいかに確保するか

日本人の平均寿命は男子81.09歳、女子87.26歳で、100歳以上の方も6万人超という時代となり、大半の方が100歳まで生きる社会もすぐに来るかもしれません。

平均寿命の延びた理由は老化に関連した疾患の上位を占める「癌」「心疾患」「脳血管系疾患」などによる死亡率が低下したことにあります。死亡率の低下は医薬品、医療技術、医療サービスの向上、西洋医学的にみた糖質、脂質、タンパク質、ビタミン、微量元素、さらに食物繊維など栄養補給の充実などにあります。

しかし、平均寿命が延びても、介護を受けたり、寝たきりの生活が長かったりすれば決して理想の長寿社会とは言えません。健康寿命を縮めている原因は1位が認知症、次は脳卒中、そして衰弱です。こうした健康寿命を縮める主な原因となるものをもたらすのは「不健康な食生活」「高血圧」「喫煙」「肥満」「糖尿病」「運動不足」とかなりの割合が食生活と運動に関係する報告がTheLancetという有名な雑誌に発表されています。要因のほとんどが食生活由来である事は注目に値します。

過剰なカロリー摂取はその食べた物を消化吸収、代謝させるために種々の組織が働くことを必要とします。カロリー制限は多種の実験で寿命を延長し、癌など老化関連の疾患の発症や生体機能の低下を遅くすることが知られています。エネルギー源になる糖質、脂肪、タンパク質などの栄養素の摂取を減少させること、そして、非栄養素であるポリフェノールの摂取を多くすることが体の老化に関連して注目されています。

非栄養素は圧倒的に野菜、果実、海藻、芋、ナッツ、茸などに多く含まれています。カロリー制限をうまく無理なくやる秘訣はここにあります。加齢と共に組織を造る指令を出すDNAの複製エラーが増加して来ることも病気の発症に関与しています。組織の恒常性の維持と再生能力の低下の抑止をいかに行うか。65歳以上の人にワクチンの定期接種が行われても、その効果は限定的と言われます。免疫をつける細胞自体が加齢の為に弱っている為とされています。

弱った細胞が弱った組織を造っています。
老化を制御する非栄養素に属する成分を豊富に含有する天然物がその解決の鍵を握っていると考えています。
新しい有用な情報が出て来ましたら、その都度、解説したいと思っています。

理事長/医学博士 山原 條二

 

本記事は認定特定非営利活動法人 天然薬用資源開発機構の承認のもと、転載しております。
天然薬用資源開発機構では自然に根差した健康造りの情報を他にもたくさん発信しております。
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http://www.tenshikai.or.jp/

新型コロナウィルスを知って対策を考える

自由にマスクも無くどこにでも行ける生活の良さがよくわかる状況が一転、こんなに続くとは考えても無かった新型コロナウイルスについて紹介したいと思います。新型コロナウイルスは通常のインフルエンザウイルスの大きさよりも 2倍以上、HIVC型肝炎ウイルス(HCV)よりも3倍も大きいRNAウイルスで弱毒化に繋がる突然変異が少ないのです。レトロウイルスはインフルエンザや HIVHCV の様に変異しやすいのと、ウイルス内の機能の差がいわれています。分類をしてみると以下の通りとなります。

ヒト呼吸器に感染するコロナウイルスには HCoV-229EOC43NL63HKU-1 4 種と 2002 年に発生した SARS コロナウイルス(SARS-CoV-1)、そして、2012 年発生の MERS コロナウイル(MERS-CoV-1)、さらに今回の新型コロナウイルス SARS-CoV-2 (COVID-19)があります。今回の SARS-COV-2 型は β-コロナウイルス属に属する物と言います。

HCoV-229ENL63OC43HKU1 は呼吸器系気道上部で感染し比較的軽くすみます。SARS-CoV MERS-CoVSARS-CoV-2 は下気道で増殖し重篤な肺炎を発症し致死的となる事もあります。ヒト には約 22,000 個の遺伝子があります。今日、SARS-CoV-2 のたった 15 個の遺伝子に世界中が対応に難儀している事自体、感染症への対応の甘さを改めて感じているところです。SARS-CoV-2 はアンジオテンシン変換酸素 2(ACE2)を造る細胞に入って増殖し、ACE2 の機能に障害を与えてしまいます。基礎疾患として高血圧、心血管疾患、慢性呼吸器疾患、癌などがあります。特に高齢者ほど致死率が高いのは ACE2 の機能障害にあるのかもしれません。ACE2 は①副腎でのアルドステロンの分泌促進 ②腎での NaCl の再吸収の増加 ③口渇、利尿ホルモン(ADH)の分泌促進 ④細動脈収縮など血管内の自由水を増加、灌流圧の維持など生体の安定に主要に関与する酵素を生産する機能の異常を意味しています。

SARS-CoV-2 について温度と安定性についての報告があります。4℃22℃37℃56℃および 70℃で調べています。4℃では大変安定で、22℃では 1 日はほぼ安定、その後徐々に感染力は低下、37℃では 6 時間までは安定、56℃では 10 分で弱り、70℃では 5 分で感染力は測定限界以下とされ ています。8 月は日中連続 35℃以上でも感染者数が減少して来たという報告はありません。それは感染源となる場所は大概エアコンが良く効く場所である為と考えられます。

サイトカインストームという言葉を耳にされた事があると思います。SARS-CoV-2 という外来異物の侵入で免疫系が反応し、多量のサイトカイン類を放出する免疫系の迅速な確立と防衛体制が、基礎疾患のあるヒトには逆に制御不能な多臓器炎症を誘発したと考えられます。

 1 .に示した様にどの地域においても COVID-19 の感染者数は従来の季節性インフ ルエンザ患者数より少ないです。また、日本での季節性インフルエンザの死者数は 2020 8 月末 時点のコロナウイルス死者数(約 1,300 人)よりも多い 2,000 人近い数字ですが、特に問題視されることはありませんでした。マスコミの報道でコロナウイルスに関するものが無い日は無く、勿論、 治療薬もなくワクチンも開発中で恐怖感は大きいと言えますが、過度に恐れすぎないことが重要です。どうしても、密な中に行く必要のある時はマスクの着用や帰宅後の手洗いの励行だけでもインフルエンザだけでなく色々な感染症の防御になる事が期待されます。

通常、インフルエンザウイルスは冬季に増殖し、春になれば増殖の終息がみられますが、今回の SARS-CoV-2 はやはり過去の経験に合わない性質のウイルスで新型といわれる所以であるのかもしれません。通常ウイルスの感染力の変化は TCID5050Tissue Culture Infectious Dose,培養細胞のうち半分がウイルスに感染した時のウイルスの濃度)で示しています。また一度 SARS-CoV-2 に感染しても再度感染する患者も出ているので、抗体の持続する時間も大変短く、従来の概念と合わないウイルスと言えます。60 日も経過すると体内で抗体は失活してしまうとも言われています。最近の報道を見ていますと、感染の経路不明や無症状のヒトが増加している事は自然に知らぬ間に免疫が出来たり消失したりし、今後も SARS-CoV-2 と共存して行くしか無いのかと思います。HIV の時を考えますと対処出来る医薬品が世に出てくるのは 45 年はかかりそうですし、ワクチンは変異が少なそうですが有効性と安全性の高いものが出ても抗体の持続性を考えるとあまり期待し過ぎない方が良いかもわかりません。

日頃から自身の免疫系が正確に作動する様な生活習慣、 特に食養生の重要性は増々高まって来ていると感じています。穀菽菜果 こくしゅくさいか (穀物、豆類、野菜類、果物)を主 とした食品の重要性は中国では古くから言われています。

理事長/医学博士 山原 條ニ

 

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ウイルスの功罪

「ウイルスは災厄を誘発する厄の神というだけではない」

理事長/医学博士 山原 條二

地球環境の保全にウイルスが随分と役立っているというと、京都の人から「ほんまぁ?」という言葉がすぐに口を衝いて出てきます。海水 1m についていえば、2.5×108個ものウイルス粒子が海水には特に豊富に存在しています。このことはそれに対応する感染生物が海水には存在するという事を示しています。海水浴に行って、ウイルスに感染するから行かない方が良い という事は聞いたことがありません。それらはほとんど人に無害のウイルスです。特定のウイ ルスは過度に増殖すると寄生された生物が減少することで恒常性が維持されています。最近、 赤潮の発生を聞く事は少なくなりましたが、赤潮が自然と消滅するわけは赤潮の原因となるプ ランクトンにこれらのウイルスが寄生し、プランクトンが消滅する為です。この時に多量の有機物を補給し、他の生物を養うという循環のある事が最近、解明されだして来ています。

それだけではなく、ウイルスは細菌に入り込み、新しい遺伝情報を細菌に移植する事で新しい性質を生み出し、生物の進化にも貢献しています。ヒトの全遺伝子情報は 2003 年に解明されました。約 23,000 個の遺伝子の中にレトロウイルス由来の配列が 5-8%も占めているという事から人類誕生の太古の昔からウイルスに頻繁に感染していた事がわかります。ウイルスとウイルスに寄生された宿主は数億、数千万年の単位で攻防を繰り返しながら変化してきたと言えます。宿主に致命的な傷害を与える時、その宿主の中で耐えられる機能を獲得している種のみが生き残り、その遺伝子情報を持った子孫が生き延びたというのを多数回繰返して今日に至っています。

一方、災厄の方はご存知の様に世界的な混乱を誘発、不自由な毎日や感染するかもしれないという恐怖感など計り知れません。今回のコロナウイルスの特長は RNA ウイルスで、核のある細胞や DNA ウイルスに比較して、遺伝子が 100 万倍ものスピードで変異する事にあります。 このことはワクチンや医薬品の開発を大変困難なものとしています。

自然環境の中でウイルスと生物とが相互に循環しながら続いていた関係の中にヒトが侵入したり、気候の変動で従来の動物だけの生活圏の中でヒトと動物が接触する機会が増えたりと新しいウイルスとヒトが接触する事が新しいウイルスの感染症発生の発端となります。利便性を求めていく限り、今回の様な新興ウイルス、感染症の発生が急速に広がるリスクも高まるという事になります。日頃から病気が近寄らない生活習慣や食生活の実践が当たり前である生活を再度考える事が必須です。薬で病気は治りません。ヒトの持っている治癒力が全力を出せるように方向付けるのが世界中にある伝統医学の薬と言えます。「樂」の字は  楽器の形を象った象形文字です。上半分は太鼓や小鼓を象り、下半分は木、その(キョ) を表しています。 草冠と樂の形声字が「藥」(くすり)です。中国語ではいずれも yaoyueh と発音されます。

 虡とは「楽器を掛(懸)ける柱の事」

 

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三種混合粉末について(三種混合粉末と便秘について)

  • 花粉症への対応の為に、三種混合粉末を飲み始めてから、頑固な便秘がなくなった。
  • 便秘薬なしで自然なお通じが気持ちよい。
  • これまで便秘薬なしで過ごせなかったので本当にうれしい。
  • 長年の悩みが解決した。

質問:花粉症の季節以外でも通年飲み続けて差支えありませんか?

回答:

三種混合粉末は花粉症対応ではありますが、花粉症専門という訳ではありません。

エビデンスとして抗アレルギー効果も証明されておりますが、本来は金時ショウガや大高良姜の体の冷えを改善し巡りを良くする効果や胃腸の機能を改善する効果などにより、様々な体の不調の原因となる「水毒※」を改善し、その結果として花粉症が改善されると考えて処方されています。

※冷えの原因ともなる体内での水分のとどこおりのこと。漢方では、水毒のある人が花粉症になりやすいと考えられています。

これまで便秘薬で無理やり出していたのが、三種混合粉末の飲用により、便秘の「根本原因」が解決されたものと思われます。

一般的に知られている便秘の原因は、食物繊維(不溶性+水溶性)の摂取不足や運動不足、生活習慣やストレスによる自律神経の失調などがあります。しかし、ご存じの様に漢方では上記だけでなく「冷え」や「胃腸の機能低下」も便秘の大きな原因と考えます。


金時ショウガや大高良姜は「冷えを改善し巡りを良くする効果」や「健胃効果」に大変優れており、体が温まり、胃腸の機能全体が良くなり、消化吸収機能、ひいては便秘が改善されるということが想定されます。

飲み続けられますと、便秘だけでなく、体の不調の根本を改善でき、様々な恩恵を受けられることが期待されます。ぜひ、続けられてみられることをお勧めいたします。

 

花粉症に効果が期待できる植物成分を、三種混合粉末の紹介はこちら〉〉〉

三種混合粉末のご注文は下記どちらかのサイトまで

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金時ショウガの粉末でアレルギーが出たという方へ

食養生の基本を解説すると長くなりますが、個々の人々によって食べ物との相性があります。
ウィンナーや焼き鳥の様な動物性の高蛋白質と高脂肪食はヒトの免疫系を乱します。

 金時ショウガには抗アレルギー作用がありますが、また体温上昇作用もあります為に、色々の反応が出やすい人にとってはアレルギー反応が出るかも知れません。

 しかし、毎年金時ショウガは数10トンの消費があります。大へん稀な反応といえます。
ケイ皮(ニッキ)のケイアルデヒドという成分も大へん稀にですが、アレルギー反応が見られますが、これは化学構造上-CHOアルデヒド基があり反応しやすい性質です。

 ジンゲロールなどのアレルギー作用を予想するのは困難で、多数の文献や私共の毒性試験でもそれらしいものは出ていません。大へん稀な過敏症の方かも知れません。
または他の食品等との食合せがたまたま悪かったのかもしれません。

 ヒトの摂取する10倍量位でも毒性の反応は見られていません。

 このヒトは肉や牛乳製品に対して潜在的な過剰反応の出やすい傾向を持っていたヒトかも知れません。どんな物でも10万人に一人位は異常な反応を示すことがあります。

金時ショウガの説明はこちらから〉〉〉

日本独自の「金時ショウガ」はすごい!

金時ショウガ末、金時ショウガ粒などのご注文はこちら〉〉〉

ウルソ・アップルファイバーの農薬について

質問:リンゴの皮を使用しているということですが、リンゴの皮の農薬が心配です。
   皮の部分の農薬が一番多いでしょ?

 

回答:

確かに今でもリンゴの皮には農薬が多いので、皮は食べないという方は多いですよね。
しかし現在では毒性が強いものや、残留性のある農薬の使用は禁止され、使用する時期、量なども厳しく規制されておりますので、収穫の時期には、農薬のほとんどは残留しておらず、洗浄すればさらに問題はありません。

弊社製品のウルソ・アップルファイバー中のアップルファイバーはリンゴ果汁の搾汁残渣を使用しております。リンゴ果汁は皮ごと丸のままハンマークラッシャーで破砕し、ペーストかプレスにて搾汁液と残渣に分離して作ります。
皮付きのままのリンゴを使いますので、当然破砕前には丁寧に洗浄されます。
この洗浄工程で微量に残った農薬もほぼ除去されます。

無農薬栽培ではありませんので、どうしてもたまに極々微量、健康に全く問題ない範囲で農薬が検出される事がありますが、これは果皮に限ったことではなく、ジュースや果肉でも同様なのです。つまり皮だから心配、果肉は安全ということでは無いのです。
またリンゴ果汁製造工場では、丸ごとで市販されているリンゴよりも残留農薬の試験管理も厳密に行われております。

リンゴの皮には細胞内の筋肉をつくる遺伝子を刺激して筋肉を増量する事が研究で報告されているウルソール酸やセラミドの他、免疫力を高めるエピカテキン、アレルギーの改善や美白効果のあるプロシアニジン、高血圧の予防や視力改善のアントシアニンなどのポリフェノールも果肉よりも多量に含まれておりますので、リンゴの皮を食べないということは非常にもったいないことなのです。

商品紹介はこちら〉〉〉

苦参のこと -続 薬湯のお話- 

苦参(クララ)のこと -続 薬湯のお話- 

以前に掲載しました弊社特製の薬湯のお話ですが、
多くの方にご覧いただけたようで、嬉しく思っております。

先回の薬湯のお話では“11種類の生薬”をそれぞれ簡単にご紹介させていただきました。
11種類はすべて厳選した生薬であり、それぞれたしかな薬効をもっています。

今回は苦参(和名:クララ)についてより深くご紹介させていただきます。
この苦参、一般的な漢方の入浴剤には配合されていることが少なく、弊社の入浴剤を特徴づける生薬の一つです。

 

 「苦参」って何? その由来

基原植物をマメ科クララ(Sophora flavescens Aiton) とする 生薬名「苦参(クジン)」ですが、
薬用部位の「根」がこちらも生薬の「人参(ニンジン)」に似ている事と苦味を有する事に由来した「苦い人参」から「苦参」という名になりました。

 

同じマメ科で、同じく根を用いる「甘草(カンゾウ)」は甘味の強い生薬ですが、
この苦参は本当に苦味の強い生薬です。和名のクララは眩草(クララグサ)からきており、
根の汁をなめると非常に苦いためにくらくらする、根を噛むとめまいがするほど苦い、などといったことから名付けられました。

蛆殺(ウジコロシ/ゴウジコロシ)、蠅取草(ハエトリグサ)などという別名も持っており、
こちらは害虫を駆除するというその用途から来ています。

また、マメ科の植物で種子の入った豆果をつける事から狐虹豆(キツネノササゲ)と呼ばれることもあるようです。
「苦参」は後漢時代(西暦25年~220年)には原型が成立していたとされる中国最古の薬物書『神農本草経』の中品に収載されています。

 

クララは日当たりのよい草原地帯に自生する多年生植物で、
東アジアにて広く分布していますが、日本では草原環境が減少しているため、クララの自生地も減って来ています。

 

高さ1メートルほどに成長し、楕円形のたくさんの小さい葉を持ち、
初夏には多数の薄黄色の花を茎の先につけます(総状花序)。
根は塊根です。
(このクララの花は絶滅危惧種の「オオルリシジミ」の幼虫の唯一の食草(花部)であり、
クララの自生地である草地の減少がオオルリシジミの激減に繋がっています。)

 

秋になり、地上部が枯れ始めたら、根を掘りおこします。
薬用として用いる場合はひげ根を取り除いた主根をそのままか、周皮を取り除いて刻んで天日乾燥させます。

この状態のものが生薬「苦参」です。

 

「苦参(クララ)」の効能

煎じて服用する場合には、苦味健胃、強壮、消炎、利尿といった薬効や皮膚のかゆみを抑える効能があります。

一般用漢方処方294処方の中で、三物黄芩湯(さんもつおうごんとう)や消風散(しょうふうさん)、苦参湯(くじんとう)など5つの処方に配合されています。
外用薬としては濃い目に煎じた液を水虫、汗疹、慢性湿疹、疥癬(かいせん)といった皮膚の病に用いてきました。

苦参の持つこの外側からも皮膚病を改善するという薬効により、
苦参を配合した弊社の薬湯は『アトピー性皮膚炎や水虫などの皮膚の悩みにも効果を発揮する』という他の入浴剤にはあまり見られない特長を有しております。

 

苦参は全草にマトリン(matrine)やオキシマトリン(oxymatrine)などのアルカロイド(植物塩基)を含みます。
このアルカロイド-苦味成分がストレス性潰瘍に効果を発揮することが研究によって判明しています。
(弊社顧問の山原條二医学博士が「生薬の生物活性成分に関する研究-1-生薬の抗潰瘍作用」『生薬学雑誌』28,(1974)に記されておられます。)

このようにしっかりした薬理作用をもつ生薬ですので、服用時は専門家にご相談ください。
弊社特製のくすり湯は、弊社の薬剤師が監修しておりますので、安心して入浴剤としてお使いいただけます。
(「使用方法」および「使用上の注意」には必ず従ってください。)

 

家庭菜園、庭木を守ってくれる「クララ(苦参)」 

クララの茎葉や苦参を煎じたものは昔から農作物の害虫駆除・防除薬や牛馬などの家畜の皮膚寄生虫駆除薬として使用され、茎葉そのものも細かく刻んで畑の肥溜め等のウジ虫駆除に用いられてきました。

昔は生育場所も使用場所も生活圏内にあった、本当に身近な薬草でした。

現代においても家庭菜園や庭木の手入れで役に立つ苦参の用い方として、「ナメクジ・ヒル退治液」があります。

造り方は、
苦参 10g(刻/粉末)+木香(モッコウ)10g(刻/粉末)を消毒用アルコールか工業用アルコール1ℓに漬込みます。
冷暗所にてしばらく安置したのち、上澄みをスプレーボトルに入れてヒルやナメクジに噴霧しますとヒルやナメクジは即死します。

 

庭木の手入れという観点から付け加えますと、天然物のみを使った弊社特製の薬湯はその残り湯をしっかりと冷めてから、
庭木や鉢植えに与えてもよろしいかと思います。

 

また、入浴剤としてご使用いただいた後に不織布の袋から生薬を取り出して、
植物に与えてもよい肥料となります。

 

 

夏も終わりとなって来ましたが、まだまだ暑い日もあります。

夏バテかな?

という方は苦参をはじめとし、様々な生薬の力にあふれる弊社の薬湯にゆっくり浸かって、リフレッシュされるのはいかがでしょう。

そして、皮膚の状態が気になるという方、湿疹や痒みに悩まされているという方、是非一度、弊社の薬湯をお試しください。

 

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特製 薬湯(くすりゆ)のおはなし

 

間もなく梅雨・そして暑い夏を迎えます。気温と湿度が上がるこの時期は体調を崩しがちです。
だるくて入浴もシャワーで済ませてしまう方もおられるのではないでしょうか。乗物も建物も冷房が入り、そこで長時間過ごすことにより、体が芯から冷えてしまいます。
また、暑いからと冷たい食べ物、飲み物を大量に摂取してしまうことも体を冷やし、体調を崩す一因となります。

この様な時期こそ、ちゃんと湯船につかってしっかりと温まり、体の機能を正常に保ちましょう。
弊社では特別処方による11種類の生薬だけで作った「医薬部外品である薬湯」を販売しております。
様々な薬効を持つ生薬を長年の知見に基づき配合いたしました。

 

漢方の薬湯 効能・効果

神経痛・リウマチ・冷え性・肩のこり・腰痛・荒れ性・しっしん・あせも・しもやけ・痔・ひび・疲労回復・あかぎれ・くじき・産前産後の冷え性

 

薬湯に使用している漢方、生薬のご紹介

ウイキョウ(茴香)

ウイキョウと聞いてその植物をすぐに思い浮かべられる人はあまり居られないかもしれません。ですが、西洋名:フェンネル(Fennel)であれば多くの方が頭に思い浮かべられるのではないでしょうか。セリ科の多年草で原産地はヨーロッパです。植物全体に強い芳香を持ちます。9月頃に完熟前の果実を採取し、乾燥させたものが生薬の“ウイキョウ”で、スパイス・ハーブとしてはフェンネルシードと呼ばれます。
さわやかな香りを持ち、整腸、胃腸内のガスの排出促進、消化不良改善などに効果があるとされ、芳香性の健胃薬として多くの処方に用いられています。その他、去痰剤としても効果が期待されています。精油は抗菌作用があり、有害菌の駆除にも有用です。

 

カンゾウ(甘草)

マメ科の多年生植物であり、中国大陸原産です。薬用部位はおよびストロン(匍匐茎)で、10月頃に掘りだした物を乾燥させて使用します。主成分はサポニンであるグリチルリチンで、これが甘みをもたらします。
日本薬局方に収載されている漢方処方の7割ほどに配合されており、鎮痛・鎮痙・鎮咳などの作用があります。また、甘味成分は抗アレルギーや皮膚の軽い炎症にも有用です。

 

ケイヒ(桂皮)

クスノキ科の一部のニッケイ属植物の樹皮を乾燥させたものです。独特な芳香を持ち、辛味と甘味を併せ持ちます。様々な料理やお菓子に使われている「世界で最も古いスパイス」である「シナモン」のことです。
解熱、鎮静・鎮痙、末梢血管拡張などの作用が認められています。

 

 コウカ(紅花)

キク科ベニバナ属の越年生植物で、日本にはシルクロードを経由し中国から染色技術と共に伝わりました。万葉集にも登場します。薬用部位は6-7月に開花する管状花で、黄色色素を除いたものが生薬となります。血液の循環を良くする作用があります。口紅や染料として使用される紅花の紅色はカルタミンという成分で口唇などの粘膜から吸収され、血液の停留した状態(瘀血)に効果が期待されます。

 

ショウキョウ(生姜・生薑)

ショウガ科の多年生植物で熱帯アジア原産と考えられています。一般的な食用のショウガのことです。薬用(生薬)としてはショウキョウと称します。
日本には古くから入ってきており、クレノハジカミなどと呼ばれていました。生薬としてだけでなく、食用や香辛料としても世界各地で利用されています。
薬用部位は根茎で秋、霜が降りる前に採取し、乾燥させます。
辛味と芳香を持ち、鎮咳、去痰、健胃、強壮薬として用いられます。体を温め、発汗を促し、体内の不要なものの排出を促進させます。
弊社の「くすり湯」には金時ショウガを使用しております。金時ショウガは温め効果の強いショウガオールが通常のショウガよりも高含有で、より体を温める効果が期待できます。

 

トウキ(当帰)

日本原産のセリ科の多年生植物です。中国の漢方で使用されるトウキはカラトウキと呼び、日本で用いられるものとは別の種類となります。北海道や奈良、和歌山などで栽培される他、ミヤマトウキなど野生のものも存在しています。薬用部位はですが、全草にセロリに似た漢方薬らしい強い香りがあります。また、葉も栄養価が高く、食用として各地で販売されています。
婦人科疾患に多く処方されます。体の緊張を緩め、血の巡りを促します。

 

ソウジュツ(蒼朮)

中国に自生するキク科の多年生植物、ホソバオケラの根茎を乾燥させたものです。日本には江戸時代、18世紀に伝わってきました。
主に水分代謝の異常を改善します。利尿作用があり、むくみを改善します。精油成分が多く、古くはカビなどを防ぐ燻蒸剤として用いられていた生薬です。

 

チンピ(陳皮)

日本ではミカン科のウンシュウミカンあるいはマンダリンオレンジの成熟果皮を一年以上、乾燥させたものを指します。
リモネンなどの精油成分があり、さわやかな香りを持ちます。血行を促進させ血流を改善します。また、お肌にうるおいをあたえ、体をしっかり温めます。一般の方が手軽に手にできる生薬の一つです。入浴剤にもよく使用されます。

 

トウガラシ(蕃椒:ばんしょう)

ナス科の植物で、中南米原産。日本などの温帯地域では一年草ですが、原産地域では多年草です。薬用部位は果実で辛味性健胃薬や局所刺激薬として用いられています。
辛味成分のカプサイシンは発汗をもたらし、体を温めます。温シップ剤としても用います。また、抗菌作用成分も含有しています。

 

サンシシ(山梔子)

アカネ科の常緑低木「クチナシ」の果実を乾燥させたものです。布を黄色に染めるのに利用されるほか、食品の着色料としても活用されています。
消炎、止血、鎮静作用があり、様々な漢方処方に配合されているほか、外用薬として炎症を止めるパップ剤にも配合されています。

 

クジン(苦参)

マメ科の多年草植物クララのことで、薬用部位は皮を取り除いて乾燥させたです。クララの名は眩暈がするほど苦い草である眩草から来ており、苦みの強い物が良品とされます。
苦味が強く、炎症を抑制する効果のあるマトリン、オキシマトリンという成分を含み、苦味健胃薬、消炎薬に処方されます。また、痒みを抑える外用薬としても用いられます。

 

漢方の薬湯で梅雨も、暑い夏も乗り切りましょう

一日の終わり、あるいは始まり、はたまたリラックスしたい時などいつでもご使用ください。生薬成分がゆっくりお湯に溶け出すとともにさわやかな、そして効きそうな香りが広がります。しっかりとくすり湯に浸かることで、手足の先から体の芯まで温まり、体内の巡りもよくなります。汗と共に老廃物を排出させて、内側・外側ともにすっきりときれいな体造りをしましょう。

弊社特製の薬湯は10cm×15cmのバッグに入った大き目サイズです。その中に、100%天然の生薬をたっぷりと詰めました。お客さまのなかには「二日間使う」方もおられます。一日目にお使いいただいた薬湯の水気を切り、ラップやビニール袋へ入れて冷蔵庫に。そうして「二日目も使います。」というお声もいただいています。また、お鍋でしっかり煎じてから、煎じ液をお風呂のお湯に加えて楽しむという方もおられます。皆様独自の楽しみ方を見つけていただき、またご紹介いただけると嬉しいです。

毎年、梅雨や夏場の体調不良、夏バテでお困りの方、一度、弊社特製の薬湯をお試しください。

 

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花粉症と三種混合粉末 ショウガ・大高良姜・甘茶、三つの力で乗り切る

金時生姜、大高良姜(だいこうりょうきょう)、甘茶(あまちゃ)の三種類の粉末が混合されています。

金時生姜は生姜の中でも辛みの強い生姜です。
ショウガ科ショウガ属に分類されます。
冷えの改善や胃の粘膜保護作用や吐き気を止める作用、また抗酸化作用もあります。

大高良姜は金時生姜と同じショウガ科でもアルピニア属になります。
タイ料理のトムヤンクンなどにも使われるタイショウガとも呼ばれ、
気管支や肺を強くすると言われています。

甘茶はユキノシタ科アジサイ属のヤマアジサイ仲間で葉の甘いものを言います。
甘味の成分はフィロズルチンで、抗胃潰瘍作用、胆汁分泌促進作用、抗酸化作用、
歯周病菌に対する抗菌作用、抗アレルギー作用があります。


弊社の「金時ショウガ粉末」は販売しだしてすぐに、
冷えの改善に有効と評判になりヒット商品となりました。
同時に花粉症が良くなった、楽になったとのお声も沢山頂戴するようになり、
花粉症の方にお薦め商品という事で「三種混合粉末」が開発されました。


粉末で非常に辛い為、錠剤かカプセル剤とした方がよいのではないかとの意見もありましたが、
錠剤にするためにはどうしても結合剤などの添加物が必要となりますし、
カプセルではゼラチンも気になるので、あえて粉末そのままで製品とすることと致しました。

お蔭様で要らないものは入れないという事に賛同してくださる方も多く、
また効果を実感してくださる方もそれ以上に多く人気商品となっております。

どうしても飲み難い方はオブラートをご使用になるか、お湯などに溶いてご服用ください。

三種混合粉末はこちらから

ザクロ(石榴)の花の効果はシミ、内臓脂肪、前立腺肥大、糖尿病対策など豊富

石榴(ザクロ)は美容に良いと人気の素材ですが、よく使用されているのは石榴の果実の部分です。
ですが、肌を若返えらせたり、ダイエットに有効な成分というのは、
実は「花」の部分にも多く含まれているのです。


石榴の花には女性ホルモン様作用があり、美白やシミに有効です。
また、石榴の花には、内臓脂肪を減らし、肌の若さを保つための水分量や皮下脂肪を増やしてくれる
というなんとも都合の良い効果のあることが明らかになっています。
またこの女性ホルモン様作用は閉経後の女性によくある高コレステロール血症や
男性の前立腺肥大にも有効です。
さらに炭水化物(糖)の吸収を阻害するためメタボ、糖尿病対策にも有効です。


よく「肌の老化」といいますが、若い肌とのその最大とも言える違いは
「水分の量」と「皮下脂肪の量」です。
子どもの肌はもちもちとしてうるおいがありますが、年齢と共に水分量が減り、
さらに皮下脂肪が減ることで「シワ」ができやすくなります。
加齢により代謝が落ち、代わりについてしまうのが、悲しいかな、「内臓脂肪」だったりします。
こちらの方はできれば遠慮したいのですが・・・。

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